男の靴

「おしゃれは足元から」という言葉は古くから常に言われている言葉です。
実際どれだけ良い服装をしていたとしても足元がおろそかなのでは格好よさもぐんと落ちてしまうでしょう。

しかしここでよく言われる「結局どの靴が良いのか」という疑問に関しては「ケースバイケース」としか言いようがありません。
あまりにも酷い解答のように見えるでしょうがこれが事実なのです。


どれだけ良い服装をしていたとしても足元がおろそかなのでは格好よさもぐんと落ちる

例えばジャケットにスラックス、ベストを合わせた上品なスリーピーススーツを着こんだ40代の男性がいたとしましょう。
髪も髭もしっかり整えられており、腕にはスーツに合わせたスマートな腕時計も見えます。

これだけ見れば完璧にダンディな男性でしょうが、残念ながら足元が真っ赤なスニーカーでした。
こうなると「どうして靴まで揃えなかったのか」と言ってしまいたくなるでしょう。

結局どの靴が良いのか

この「どうして靴まで揃えなかったのか」ということが先ほどの「結局どの靴が良いのか」の答えなのです。
このスリーピーススーツに合わせるのであれば当然革靴を選ぶべきですし、アクティブなファッションに合わせるのであればスニーカーが無難なチョイスです。
そのため足元のおしゃれを考えるにはまず自分がどういった服を持っているか考えて、自分の好きなファッションのテイストを決めておくとよいわけです。

もしチノパンやスリムジーンズといったファッションが好きなら少し上品な革靴が合わせやすくなるでしょうし、カーゴパンツやサルエルパンツといった少しルーズなファッションが好きならスニーカーが合わせやすくなります。

カジュアルなファッションであればまず定番と言えるチョイス

さて、ここまでを見ると足元はまず全身を決めてから考える必要があるということになるのですが、これでは今一つどうすれば良いのか分からないという人の方が多いでしょう。
ではそうした人はまずどうするべきなのかというと、基本的に靴として買いたいのはまずスニーカーです。

実際今持っている靴によっても変わってくるのですが、スニーカーはカジュアルなファッションであればまず定番と言えるチョイスです。
仮に今ファッションのことを考えて買った靴が無いということであれば、量販店で黒や茶色といったカラーのシンプルなスニーカーを買うと良いでしょう。
黒や茶色といった色は非常にファッションに合わせやすい色ですし、これからどういった服を買うにせよ使えなくなるということはあまりありません。

これは好みで選んで構いません

またスニーカーにはくるぶしよりも上までカバーされているハイカットのものとくるぶし部分よりうえが無いローカットがありますが、これは好みで選んで構いません。
普段のファッションとの組み合わせをなんとなくイメージして、気に入った方を買うと良いでしょう。
そこそこ良いメーカーの物であっても5000円前後で買えるものが多いですから、そうした価格の安さでもスニーカーは魅力的です。

ファッションを選ぶ

スニーカーの中にはかなり独特なデザインがなされているものもありますが、一見して「派手だ」と感じたスニーカーはかなり考えて履かないと浮いてしまいますから、慣れるまでは「脇役として自分を引きたててくれる」といったイメージで選ぶことを心がけてください。

そしてスニーカーに慣れてきてファッションを選ぶのが楽しいと感じ、革靴にも手を出してみたいと考えたのであれば次は革靴を買うタイミングとなります。
革靴と言っても種類はさまざまですが、これから初めて革靴を選んで買うのであれば比較的シンプルなものが多いデザートブーツ、デザートブーツよりも少し上品なチャッカブーツが無難です。

入門としてはぴったりな靴

この二つはフォルムが非常にシンプルであるため履いていても歩きづらさを感じづらく、使いこめば使い込むほど風合いが変わっていくという革靴の楽しさも感じやすいため入門としてはぴったりです。
くるぶしの上まで靴ひもを結べるレースアップブーツもありますが、これは慣れていないと歩く際に違和感を感じることが多いこと、ファッションを少し考えて選ばなくてはならないことがあるため最初の一足としてはよほど気に入ったものでも無い限り選ばない方が良いでしょう。

また先ほど「スニーカーに慣れてきて」という前提を置きましたが、もし上品な服装の方が好みなのであれば最初から革靴を買ってもかまいません。
ただスニーカーと比べると合わせるファッションは多少減ってきますからこの点は注意しましょう。

フォーマルとカジュアルは別

ちなみに革靴と言うことで必ず覚えておきたいのが「フォーマルとカジュアルは別」ということです。
時折フォーマルウェアを着る時に履く革靴をそのままカジュアルにも流用している人がいるのですが、これは最初からフォーマルとカジュアルの両方に使えるものを選ばなくてはなりません。
仕事に履いて行く革靴を普段履きにするのもあまりおすすめはできませんが、カジュアルウェアに合わせて買った革靴をフォーマルウェアに合わせるということはよほどのことが無い限りマナー違反とされますので絶対に行わないようにしましょう。